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TapitLinkは登録商標

2025-10-26
商標登録証

TapitLink®は登録商標

当社のメインブランド「TapitLink®」が、文字商標として正式に登録されました。

標準文字による商標登録により、大小文字の違いやロゴ・図案の有無にかかわらず、「TapitLink®」という文字列そのものが法的に保護されます。これにより、同一文字列を用いたロゴデザインや、発音・表記が類似する名称も、混同を招く範囲では商標権の効力が及びます。

さらに、カタカナ表記の「タピットリンク」など、読みや意味が近い名称も保護の対象になる場合があります。

この仕組みにより、当社のNFCデジタル名刺や電子公告代行サービスは、ブランドとしての一貫性と独占性を強化できました。出願は弁理士などに依頼せず、生成AIを補助ツールとして活用しながら自力で行ったことで、外部コストを抑えつつ数万円の費用で商標を取得しています。

商標登録の重要性とメリット

商標登録は「自分のブランドを守る盾」です。未登録のまま事業を進めると、次のような不利益を被る可能性があります。

  • 同じ名前を他社に先取りされ、名称変更を余儀なくされる
  • 築いた信用が一瞬で失われる
  • 訴訟リスクや金銭的・精神的な負担が生じる

代表的な例として「モンシュシュ商標トラブル事件」があります。大阪の洋菓子メーカーが人気商品「堂島ロール」を展開していましたが、「モンシュシュ」はすでに神戸のゴンチャロフ製菓が登録済み商標でした。結果として商標権侵害を理由に訴えられ、約5,140万円の損害賠償命令を受け、最終的に社名を「モンシェール」に変更することになりました。

このような事態を回避するためにも、商標登録は小規模事業者やフリーランスでも欠かせません。特にWebやSNSを活用する現代では、名称の一貫性や独自性こそが信用の基盤であり、早期登録が最も効果的なリスク回避策です。

生成AIを活用してコストを最低限に

専門家に依頼する商標出願は通常、数万円〜十数万円の費用がかかります。一方、自力で行う場合は出願料と登録料(1区分約4万円)で済みます。TapitLink®では生成AIを活用し、知識を補いつつ効率的に進めました。

  • 類似商標検索キーワードをAIで抽出
  • 出願書式のひな型をAIで生成
  • サービス区分整理の議論相手としてAIを活用

弁理士を使わずとも正確な出願が可能になり、AIは知財業務の「実務補助ツール」として強力です。スタートアップにとって、商標取得のハードルを下げる大きな助けとなります。補正案や修正提案など、特許庁のサポートも受けられるため安心です。

まとめ

商標登録は法律の観点からブランドを守る最初の投資です。TapitLink®の登録は、AI活用によって中小企業でも合理的に知的財産を確保できる好例となりました。
もちろん、弁理士による専門的支援は大きな価値がありますが、まずは自力で学びながら出願を試みることも十分に価値があります。特許庁も公式サイトでガイドを公開しており、個人でも段階的に商標取得を目指せる環境が整っています。